| アカメ・宮崎県大淀川産 約40〜45cm (H14年・11月・17日撮影) |
アカメ・高知県四万十川産 約5〜6cmのベビー (H20年・3月・13日撮影) |
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左:H20年3月20日現在約50〜55cmになっております。 | 右: 約5〜6cmのベビー |
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アカメ科アカメ属 日本産淡水魚では1科1属1種でアカメのみが知られる。 オヤニラミがこの仲間に入る可能性を残す。 アカメ 日本固有種でしかも生息域が限られる非常に珍しい魚である。 日本産淡水魚の中では最も大型の魚種に入り、成長した銀白色の個体は 威風堂々として、目がルビ−色に輝き、その面構えの精悍さは感動すら覚える。 矢口高雄氏のマンガ「釣りキチ三平」で一躍有名となり、全国にその存在が知れ渡った。 私も35年くらい前にこの本を読んで感動し、初めてアカメという魚を知り、「飼育してみたい」 と夢を見るようになった1人だ。嬉しいことに今夢は実現している最中。 小・中型個体ではルア−釣りの対象となり、大型魚では30cmにもなる コイやボラが餌として使われると言うから豪快だ。釣り人の憧れでもある。 産卵は海のアマモ場で行なわれるらしく、生まれて4cmくらいまではそこで暮らし、 稚魚が4cmくらいになると河口域に進入してくるという。 成魚では水平に泳ぐが、幼魚期では頭を下にしてジッとしていることが多い。 泳ぐときでも頭を下げて泳ぐ。これは稚魚期にアマモ場で暮らし、アマモに隠れながら 生活している為である。その癖は50cmに成長してもなお残っている。 特徴 体長 : 成魚では1mを超える。 体色 : アカメと言う名前から解るように、目がルビ−色に輝く。 幼魚時代の目は、小さいうちは黒く角度によってやや赤く見える程度であるが、 成長するに従って赤さを増す。 成魚の固体では体全体が銀白色に輝く。幼魚期ではオヤニラミに良く似ており 淡いクリ−ム色の地に黒褐色の縞模様が入る。口から眉間をとうり背びれまで達する 1本の淡いクリ−ム色のラインが良く目立つ。 成長するに従って、淡いクリ−ム色は銀白色に変わり、黒褐色の縞模様はだんだん淡くなり 無くなる。 体型 : 体高が高い割に体幅は狭く感じる。成長すると頭がいわゆるスプ−ンヘッド になっていく。 分布 : 主な生息域は高知県四万十川と宮崎県大淀川の汽水域であるが、九州・ 四国・紀伊半島の太平洋沿岸域にも回遊している。 飼育 非常に神経質で臆病な魚である。常に周囲を警戒しており 魚やエビを捕食すると一瞬で反転し元の位置(定位置)に戻ろうとする。 これは、身の安全を図る為の本能的な習性であろう。 定位置とは安全なアマモの陰という意味で、水槽内でも定位置をつくる。 物音等にビックリしてガラス等に頭をぶつけて死亡するケ−スがあるので、 静かな環境作りが必要である。 オヤニラミと同じように攻撃的な為、単独飼育をする。 慣れてくると非常に人になつく。30cmを超えれば水中で手の上に載ってくるようにもなる。 手乗りアカメ。飼い主の特徴を良く覚えているようで、当店のアカメは私が近づくと、体を振りながら 近づいてくるが他の人が近づいても無反応である。当店の他には、高知の桂浜水族館でアカメ が常に飼育展示されている。ここでは1m級が見られて壮観である。 稚魚: 河口域のアマモ場に生息する。一般ではアマモの入手が難しいので、 似ているスクリュウバリスネリアやジャイアントバリスで雰囲気を作るが、 他の水草でもかまわない。 オヤニラミと同様にセットして、飼育水を汽水にするが海水の10分の1程度の希釈にする。 成魚: 汽水でも海水でもOK、1m以上に達する為大掛かりな水槽セットが必要になる。 器材 アカメの飼育は3cm〜100cm位まで考えられるので、そのサイズに応じた飼育器具が 必要になる。水槽は大きければ大きいほど水質が安定して良い環境作りができるが、 最終の成魚に対応した水槽で1から飼育を考えてしまうと、3m水槽に3cmのアカメを飼育 したのでは、何処にいるのかわからず観察もできない。これでは笑い話になってしまう。よって 魚のサイズに応じた水槽サイズを選ばなければいけない。 3〜10cm位のアカメなら30cm〜45cm水槽でもOK 10〜20cm位では60cm〜90cm水槽 20〜50cm位では120cm〜250cm水槽 50〜100cm位では3m〜5m水槽で飼育することになる。 一例ではあるが、ここでは10cmくらいのアカメの飼育を例にとって60cm水槽を セッティングしてみる。オヤニラミと同じ図○をベ−スに水草を多めにして土管を削除すれば良い。 日常管理 水質管理: 非常に丈夫であるので、ろ過が良く効いていればそれほど水換えはしなくても良い。 弱酸性〜弱アルカリまでOK、硝酸塩の蓄積にも比較的強い。 ただし塩分濃度には注意が必要である。アカメを輸送してきた水がそれまで 長期的に暮らしていた汽水濃度とは限らない為、 当店では海水の10%濃度の汽水から飼育を始めている。それで様子をみる。 初めから30%くらいにすれば?と思われるかもしれないが、 調子を崩したとき、その30%が濃いのか薄いのか判断できない。 10%にすれば濃度を上げるだけでよい為、間違えが発生しない。 餌 : 肉食性でエビ・ザリガニ・魚等を捕食する。生餌を好むが乾燥カワエビやクリル でも良く食べる。稚魚のうちは特に生餌の甲殻類の食べ過ぎに要注意、 モエビなどを毎日食べるだけ食べさすとぽっくり病で死んでしまう。これは消化不良 によるもので、肉食魚によくある例だ。 8〜10cmのアカメを例にすると、メダカ2尾を2日間与えモエビ2尾(メダカ と同サイズ)を1日与え次の日は絶食−−−これを繰り返すと調子が良い。 病気 : 飼育していて最も多い病気は塩分濃度による体調悪化である。 初めから体調を崩すというより、徐々に変化することが多い。体色が黒ずみ、 体の皮膚が白くふやける(はがれる)ような状態になる。これが塩分濃度が 合わない場合に起こる症状だ。早期発見が決め手で、発見が遅れると死にいたる。 飼育してから2週間くらいはこの症状が出やすいので要チェック! 対処方法としては、@、塩分濃度を海水の20%にあげる。(症状が急の 場合は30%にする。)A、グリ−ンFゴ−ルド顆粒を規定量の半分入れる。 B、マラカイトグリ−ン液ヒコサンを規定量入れる。 これで約1週間で完治する。色々試したがこの方法が最も確実だ。 他の病気については、オヤニラミと同じでOK |
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